コラム
2025/11/28 17:34

寒さと空気の乾燥がいよいよ厳しくなる季節。
日が暮れるのも早く、夜の時間が長く感じられる頃ですね。
「ゆっくり眠れそう」と思いきや——
実は 冬は睡眠をとりづらい季節 と言われています。
「寒くて寝つけない」「朝ふとんから出られない」
そんな声が毎年多く聞かれるからです。


その理由のひとつが、やはり“寒さ”。
今夜は、そんな冷え込む冬を支える 羽毛布団の豆知識 をご紹介します。
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知っておきたい “羽毛布団の基礎知識”
◇ 羽毛は全部同じ…ではありません
羽毛布団の価格差が大きいのは、
産地や羽毛の種類がまったく違うから です。

寒冷地で育った水鳥は、厳しい環境で身を守るため、
より保温性の高い羽毛をまとっています。
そのため、質の良い羽毛ほど暖かく、価格も高くなります。
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◇ 価格差の理由「ダウンパワー」
表示されている ダウンパワー(dp) とは、
羽毛1gあたりがどれくらい膨らむ力を持つか を示す数値。

これが大きいほど、
・あたたかい
・軽い
・空気をたっぷり含む
羽毛布団になります。
快適さの目安は 350dp以上。
dpが低いほど安価になり、高いほど高品質になります。
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◇ 薄い?厚い? それは「種類」の違い
羽毛布団には、
・肌掛け
・合掛け
・本掛け
といった種類があります。

これは単純に 羽毛の量の違い。
肌掛け → 合掛け → 本掛け の順に内容量が増え、暖かくなります。
・寝室の温度
・お住まいの環境
・暑がり or 寒がり
によって、選ぶ種類は変わります。
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◇ 意外と見落としがち!「側生地」
羽毛そのものだけでなく、
羽毛を包む側生地(がわきじ) もとても大切です。

一般的にはポリエステルが多いのですが、
天然素材の寝具と相性がよいのは 綿の側生地。
通気性がよく、羽毛本来のあたたかさを活かしてくれます。
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冬本番へ
これからの季節は、いつも以上に “質の良い睡眠” が大切。
身体を整えるためにも、自分に合った羽毛布団選びが欠かせません。
冷え込みが厳しくなる前に、
ぜひ一度、寝具を見直してみてください。